皆さんが普段利用しているLINEに自動でメッセージが送信出来たら便利ではないでしょうか。
今回ご紹介する方法はいくつか制限はあるものの、UiPathでアクティビティを一つ使うだけで実現できる簡単な方法です。

※制限について
・LINE Notifyを利用する為送信者は「LINE Notify」と表示されます。
・APIで出来るのは送信のみ。受信トークの読取り機能はありません。

それではUiPathでLINE送信が出来るまでの手順についてです。

 

1. まずはLINE Notifyにログインしましょう。

次のURLにアクセスしてログインを行ってください。
https://notify-bot.line.me/ja/

普段使っているLINEアカウントのIDとパスワードで入れます。

LINEログイン

2. アクセストークンの発行を行います。

ログイン後、マイページの画面に移動します。「トークンを発行する」ボタンがあるのでクリックをします。
そうすると「トークン名」の入力と「送信先のトークルームの選択が現れます。

トークン名:通知メッセージの最初に表示されます。
トークルーム:自分が参加済のグループおよび自分自身のみに通知するかを選択できます。

トークン発行

発行するとトークンが表示されます。この瞬間しか出ませんので必ずコピーと保存をしましょう。
事前にメモ帳等を準備して確実に保存してから次へ行くようにしましょう。

トークン発行

3. UiPathで「HTTP 要求」アクティビティを配置して設定します。

UiPathで必要なのは「HTTP 要求」アクティビティのみです。

具体的なアクティビティの設定内容は以下の通りです。
※「Http 要求」アクティビティの「設定」ボタンまたはアクティビティのプロパティ編集画面より変更可能です。

【オプション設定】
パラメータ:引数名「message」、方向「入力」、型「String」、値「通知したいメッセージ」

ヘッダー:引数名「Authorization」、方向「入力」、型「String」、値「”Bearer “+”作成したAPIキー”」

本文形式:「application/x-www-form-urlencoded」

【入力設定】
受け入れ形式:「ANY」
要求URL: 「”https://notify-api.line.me/api/notify“」
要求メソッド:「POST」

設定手順は以上です。思ったより簡単だったではないでしょうか?
あとは実際に実行してメッセージが届くか試してみてください。

メッセージの先頭にはトークン名が表示されます。
メッセージの内容:”[トークン名]ここに自由なメッセージ”

メッセージ

上手く届かない場合は設定を再度見直してください。
また、この記事は2024年2月現在のAPI仕様ですのでなにかの変更がある場合も考えられます。

APIを取得したページに公式ドキュメントがあり設定についても記載ありますので確認してみるのも手段です。
APIとしては簡単に設定できる部類なのでまだUiPathでAPI連携をあまりしたことがない初心者の方でも是非試してみてください!